「絶対悪」考

水野重康


「悪」は「悪」でも絶対悪と言う分野を分類・考察して見ました。
今まで、どこのどなたも手をつけなかったものですが、暇つぶしに見てチョ〜ダイ。

1)章前
2)ブラック・ゴースト(サイボーグ009)
3)ドームズ・デイ(スーパーマンの最期)
4)凄ノ王(凄ノ王)
5)幻魔大王(幻魔大戦)

1)は俗に言う処の「正義の味方」が登場して、やっつけてしまうと言う範囲の「悪い奴」の類。
古い型の「超人的ヒーロー」の物語に登場する「悪役」でありまして、「ローカル的」な「悪」。

2)は、1)に登場する「悪」の「親分」の様な形として、「悪の根源」とみなされているもので、古い形の「超人的ヒーロー」から一歩脱した主人公が苦悩しながらも最期には勝利を得ると言う、近年、最も多いパターン。

3)は少し特殊な型になるが、「悪そのもの」又は「悪のかたまり」といわれるものでして、もう、メチャクチャに強くて物語の主人公さえも葬ってしまうと言うタイプ。
主人公とほぼ同じ様な大きさをしているのが特徴。

4)は、もはや「正義の味方」では全く歯の立たない程の強大な力を持った「邪悪なる存在」であり、これに対抗し得るのは「正義の味方」ではなくて、「正義そのもの」と言うレベルのお話。
人類はオロオロしているだけで何〜にもできましえん。

5)は「最強・最大の悪」と言うよりも、最早、「正邪」のレベルを越えてしまって「破滅させる為、又は破滅する為に存在している」と言う、人知を越えたとてつもない存在。
「人類はただ消え去る」と言う稀有壮大なる物語で、このタイプの物語に手を付けたら最後、まず、物語は絶対に完結出来ないと言う、作者泣かせの作品になるのが運命ずけられている様な作品に登場する、これが本当の絶対悪

以上は「総論」でして、これを「各論」的に書いてみましょう。
ただし、1)2)3)は熱烈なる支持者がたくさんいらっしゃいまして、私よりも、はるかに詳しいと思われますので、あまり馴染みのない、4)5)を取り上げてみましょう。
(なるべく早いうちに・・)



2003年5月

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(※本文中の敬称は略させていただきました)

著者紹介水野重康
49年、静岡県掛川市で100年以上続く医者の家に生まれる。
54年、『ゴジラ』を観て以後、映画にのめり込み、SFを中心として5000本近くの映画を観る事になる。
趣味を通じて、五味康祐氏、田山力哉氏、その他に師事する。
83年、生地に歯科医院を開業して現在に至る。

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