「ドクター・フー」について

水野重康


私自身は「ドクター・フー」の事では全くのド素人でありまして、平たく言えば「未見」であります。
私の手元にあります資料を基にいたしましてまとめてみましたが、話の整合性に欠ける部分も多々ありますので、その辺りはご容赦下さい。

「ドクター・フー」の源流は「怪人フー・マンチュー」であろうと思われますが「ドクター・フー」の話のそれ自体は「怪人フーマンチュー」とは大きく異なり、かけ離れた「別物」の「SF」になっています。

「ドクター・フー」は数あるイギリスのSF(TV・SF物)史上、最長のシリーズ(それだけ人気があったと言うこと)です。
63年11月23日に始まり、89年12月6日にとりあえず一度終了の形をとりました。
これは25分の番組でした。

物語の骨子は、超人種族の「ガリフレイ人」である「ドクター・フー」は「時間管理人」の一人であり、時空を股に欠けて様々な「敵」と戦う・・・。
と、言うものです。
「時間管理人」は「互いの仕事に干渉せず」の大不文律があるので、これに不満を持つ「ドクター・フー」は時間移動装置「ターデス」を「時間管理局」から盗み出し以後「勝手気ままな」行動をして「銀河系」のあちこちに出現していた。


第一部では「ドクター・フー」を演じた「ウイリアム・ハートネル」が病気で撮影が出来なくなってしまい、困った製作側は「苦肉の策」として「フーは9回変身出来る」と言う台本を考え出し(仮面ライダー・本郷剛の話と同じ)、以後「年齢」も「外見」も全く異なる「ドクター・フー」がゾロゾロと登場する事になる。

エピソードの一つとして、76年1月3日〜1月24日に放映された「モービアスの頭脳」では、かって「邪悪」な犯罪を犯して処刑されたはずの「時間管理人モービアス」と「ドクター・フー」が戦うことになる。
これは「ボリス・カーロフ」主演の「死後の復習」よろしく、処刑前に手下が「モービアス」の「脳」を取り出しており、これに「色々なエイリアンやら怪物」の手足や体をくっつけてさらに「脳」を移植して復活がなったものであります。
「日本」でビデオ公開された「SFドクター・フー」と言うのは「砂の惑星」(デユーンではなくて・・)に行った「ドクター・フー」の物語であり、4話構成でその原題は「死のロボット」。
4話構成と言う形式は日本では「マグマ大使」等で使われた形式でありまして通常一ヶ月で物語が完結すると言う形をとります。
この時少し長い話になり6話完結になることがありますが、その様な時は調整の意味合いを兼ねまして、2話完結の形を作ったりいたします。


95年版「ドクター・フー」はアメリカの「FOXテレビ」が制作費500万ドルを「版権」として投入して創られた7年ぶりの「新作」の事。
宿敵「マスター」を倒した「ドクター・フー」は「マスター」の死体を「ガリフレイ星」に運ぶ途中で「死の淵」より蘇った「マスター」のために1999年の「サンフランシスコ」に時空移動してしまう、邪悪なる「マスター」が「時間移動装置・ターデス」に細工をした為だ。
この時FOX側は「ドクター・フー」に大物「ステイング」を考えていたが、結局「ポール・マッギャン」に落ち着いた。
この「ドクター・フー」(95)は日本ではビデオ公開された。
度々でてくる「時間移動装置ターデス」は外部よりも内部の方が広くなっていることから「5次元空間」の応用なのでありましょう(この部分は、みずの注)。
新作として、05年3月26日より全13話のシリーズが放映されている。
89年12月6日の「SURVIVAL」のエピソードの終わりから物語が続くもので、「オートン」の地球侵略から「ドクター・フー」と「ローズ」(バットマンのロビンと言うかストロンガーの電波人間タックルと言うか、まあ、その様な類)が地球を守ると言う内容。

この他にも2本の「映画版」も作られてはいるものの「日本」では全くの「未公開」。
この「映画版」には「ピーター・カッシング」が出ており「スターウオーズ」の「総統モフターキン」みたいな感じらしい。


2007年10月

(※本文中の敬称は略させていただきました)

著者紹介水野重康
49年、静岡県掛川市で100年以上続く医者の家に生まれる。
54年、『ゴジラ』を観て以後、映画にのめり込み、SFを中心として5000本近くの映画を観る事になる。
趣味を通じて、五味康祐氏、田山力哉氏、その他に師事する。
83年、生地に歯科医院を開業して現在に至る。

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