シンガポールの国家建設―ナショナリズム、エスニシティ、ジェンダー (明石ライブラリー)



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シンガポールの的確な概説書

シンガポールの独立から現在の経済発展までの政治史的に、概観したもの。シンガポールの入門書としてはちょうどいいだろう。特に、人民行動党の施策を中心とする「生き残りのイデオロギー」がその中心にあり、そこで、住宅政策、言語政策、人口政策、教育政策等が展開されてきた。その根本は天然資源もないシンガポールにおいて、人が資源であり、それであるがゆえに、徹底したエリート教育で人材を発掘すること、そしげ言語政策で、ひとつのエスニックグループに加重がおかれないようにして、抗争を避ける事であったといえる。それは大多数を占める華人に有利にならないように、華語教育を行う南洋大学を壊滅させたこと、英語教育を徹底した事にあげられるだろう。ただ、その「生き残りのイデオロギー」が!消滅した現在となっても、PAPの独裁体制は続き、そして、民主化が出てきそうな中で、アジア的価値、すなわち、儒教的なイデオロギーへの回帰が進められている、ということである。著者はこうした傾向に疑問を持ち、柔らかではあるが、批判をしている。PAP的独裁への反抗が本来シンガポールでのエリートたる専門職の「頭脳流出」であることを指摘している。世界に名だたる国家建設をなしえたのだから、民主化をおこなったほうがいいと思うのは私だけだろうか。



明石書店
シンガポールの教育と教科書―多民族国家の学力政策
シンガポールの言葉と社会―多言語社会における言語政策
アジア二都物語―シンガポールと香港







         
         
         
         

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