カード番号の流出はどういった場合に起こりますか?

クレジットカード番号の流出は個人レベルでも会社レベルでも起こりえます。クレジットカードが更新されて新しいカードが届いた場合、有効期限切れのカードを何気なくそのままごみに出すのは危険です。有効期限以外はクレジットカード情報が有効だからです。有効期限も5年単位がほとんどなどですぐに推測されてしまいます。個人レベルとしては特に期限切れカードの廃棄には十分注意しましょう。できればシュレッダーにかけることがベストです。少なくてもはさみで磁気部分や情報部分を細かく裁断することは実行しましょう。

会社レベルでの流出は社会的に大きな影響を与えます。流出した場合には大量のクレジットカード番号が盗み出されることになるからです。クレジットカード会社では情報の流出を防ぐため、個人情報の管理を徹底して行っています。審査担当部署には同じクレジットカード会社の社員でも簡単には入室できません。指紋認証システムや防犯カメラを複数導入しているクレジットカード会社もあります。

しかし、いくら社内の体制を厳重にしても、クレジットカード申込書は各支店から担当部署に宅配便で送られ、審査が終了すれば倉庫会社に保管されます。そのため搬送に伴うリスクや保管に対するリスクも常に存在しています。かつては派遣社員による情報の流出がありましたが、そういった対策はすでに行われています。しかし搬送リスクだけは避けることはできません。不慮の事故による流出も考えられるからです。

ただしカード情報の流出が明らかになれば、クレジットカード会社は考えられるすべてのクレジットカード番号を無効にして別番号で再発行するという手段を講じます。これによってある程度悪用は避けることができますが、クレジットカード会社が負担する費用は莫大なものとなります。

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