インスリンの種類について!
糖尿病(血液中のブドウ糖の濃度が高すぎ、血糖値やヘモグロビンA1c値が一定の基準よりも高いことをいいます)では、インスリン製剤を使用した皮下注射によるインスリン(グルコースやアミノ酸の取り込みを促進したり、タンパク質の分解を抑制したりと様々な働きを担っています)療法というものがあります。
このインスリン(血糖値を下げる効果があるので、糖尿病の治療によく使われます)製剤には、主に6つの種類がある事をご存知でしたか?インスリン製剤は、糖尿病でも特に、一型糖尿病(先進国ほどたくさんの患者がいるため、生活習慣が原因だといえるでしょう)の治療において大きな効果を発揮すると言われているのです。
その種類には、速効型インスリン製剤、中間型インスリン製剤、混合型インスリン製剤、持続型インスリン製剤、超速効型インスリン製剤、時効型インスリン製剤などがあります。
これらのインスリン製剤は種類により、効果が現れる時間や効果が持続する時間が違うようです。
速効型インスリン(糖質、タンパク質、脂質の代謝を促進するといわれています)は、即効性が高く、注射後30分から効果が現れ始めますが、持続時間が短く、5〜8時間と言われています。
速効型よりもさらに効果が現れるのが早いインスリン(糖尿病の治療には欠かせません)製剤が、超速効型インスリン(一昔前は、「インシュリン」という表記がよく使われていました)製剤です。
しかし、こちらも持続時間は短く、3〜5時間程度となっています。
他には、中間型インスリン(脾臓から分泌されるホルモンの一種です)製剤という注射後1時間から1時間半で効果が現れ、18時間から24時間くらい持続するものや、速効型や超速効型と中間型を混ぜた混合型インスリン製剤というものもありますし、効果が現れるのが早い上に持続時間も長いと言われています。
さらに、速効型や超速効型と正反対の特性をもつ、効き目が出るのが遅く、効果が長い持続型インスリン製剤というものもありますよ。
インスリン製剤の中には、一回の摂取で24時間の効果が期待できる時効型インスリン製剤というものもあり、病気の症状や状態にあわせて使われるようです。
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